老人ホーム紹介センターふくさと

介護度5・医療行為あり・認知症の重複ケース|どう老人ホームを探したか(事例)

対象読者:ケアマネージャー・成年後見人・医療ソーシャルワーカー・地域包括支援センター職員


はじめに


「介護度5・たん吸引あり・認知症で周辺症状(BPSD)も強い。

どこに問い合わせても断られてしまって…」 こうした相談は、現場でも定期的に寄せられます。

複数の問題が重なるケースは、受け入れ先がかなり限られます。

「もう施設は無理なのかも」と感じてしまう方も多いですが、対応できる施設は存在します。

この記事では、実際に対応した複合ケースを 匿名の事例として紹介します。

「どういう状態の方が、どのように施設を見つけたか」という実務上の参考にしていただければ幸いです。

事例の概要

本人の状況

- 80代・男性

- 介護度5

- 埼玉県在住

- 認知症(重度)

- たん吸引が必要(医療行為あり)

- 身寄りあり


相談が来た経緯

入院中に状態が安定したため退院を求められたが、たん吸引が必要・認知症の症状が強いという理由で、複数の施設に断られ続け、ケアマネからお手上げで相談が入ったケースです。

「既に多くの施設に断られていて、どこも受け入れてくれない」という状況でした…。

なぜ断られ続けたのか このケースで断られた主な理由は3つでした。


理由① たん吸引への対応

たん吸引は医療行為のため、看護師が常駐していない施設では対応できません。

「日中は看護師がいるが、夜間はいない」という施設では、夜間のたん吸引が必要になった場合に対応できないため、受け入れを断られるケースがほとんどです。

看護師が、24時間常駐の施設を探すこととなります。


理由② 認知症の程度

認知症の症状が強い場合は、スタッフへの負荷が大きくなります。

「認知症対応可」と記載されている施設でも、 周辺症状(BPSD)の程度によっては対応が難しいと判断されます。

施設により許容範囲は異なります。 確認が必要です。

どうやって解決したか

ステップ① 「2つの条件」を同時に満たす施設に絞り込む

このケースで必要な条件は以下の2点でした。

- 24時間看護師常駐(夜間のたん吸引に対応できる)

- 認知症の周辺症状(BPSD)への対応実績がある


ステップ② 施設への問い合わせで「正直に伝える」

問い合わせ時に状態を過小に伝えると、後から「こんな状態とは聞いていなかった」と退去を求められるリスクが高まります。

このケースでは、

- たん吸引の頻度・タイミング

- 周辺症状(BPSD)の具体的な内容(どんな場面で・どの程度の抵抗があるか)

を正直に伝えた上で、受け入れ可否を確認しました。

正直に伝えた方が、結果的に入居後のトラブルを防げます。

結果

相談から約1週間で入居が決まりました。

「もう施設は無理かも」という段階から、条件を整理して絞り込み、正直に情報を提供することで対応できる施設が見つかりました。

ここで最も伝えたいこと ここまで重要な「条件」に関して全く触れていません。

その条件とは、「費用」「エリア」です。

様々なケースに置き換えられるよう、いくつかの選択肢を出してご説明いたします。


「費用」

医療行為に強い・看護師24時間常駐施設は、 基本的に費用は高額になります。

通常の施設では対応ができない範囲を対応するため、看護師の配置を常にしてくれている状況です。

勿論、看護師の人件費がかかります。

必要性があり入居をされることが多いので、価値の高さからも値段は高めになる傾向です。

→お金がある場合には、介護付有料老人ホームで手厚くご対応いただけます。

お金に余裕が無い場合 老人ホームには、それぞれ特徴があります。


●軽介護者特化の施設 →介護度が高くなると、転居を求められる施設

●重介護者特化の施設 →要介護3以上からでないと入居不可

「比較的安価でも重介護者特化」の施設をご提案ができます。


24時間看護師が常駐でも費用が抑えめな施設も存在します。

ただ、サービスは限定的にはなります。

→住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅(サ高住)



「エリア」

街により存在する老人ホームの数、種類は異なります。

お住まい地域に条件を満たす施設が無いことも充分に有り得ます。

施設を探し始めて、当初想定していた距離を超えて探すことも必要である場合もあります。


先程の費用にも関わりますが、 「東京で探す場合」と「埼玉で探す場合」 相場が全く異なります。

対応内容は同じでも都心から離れるほど、費用は安くなる傾向にあります。

そのため、東京にお住まいの利用者様が埼玉を飛び越えて、群馬の施設に入居するケースは意外と多いです…!

とても費用を抑えられます。

美容室2

このケースから学べること 「断られた理由」を確認することが次につながる


断られた際に「なぜ断られたか」を確認することで、次に当たるべき施設の絞り込みができます。

「医療行為が対応できない」→ 24時間看護師常駐施設に絞る

「周辺症状(BPSD)が対応できない」→ 認知症ケアの実績がある施設に絞る


断られた数だけ、条件が明確になっていきます。

断られ続けることは、必ずしも「施設が見つからない」ではありません。

複数の問題が重なるケースほど、専門家への相談が早い 難解な条件が重なるケースは、自力で探すと時間がかかり、結局見つけられないことが多いです…。

弊社のような老人ホーム紹介の専門家は、 こうした複合ケースの対応実績があり、 対応可能な施設のネットワークを持っています。

「難しそうだから無理かな」と思う前に、まずご相談ください。


このような複合ケースをお持ちの方へ

「介護度が高くて断られている」 「たん吸引・胃ろうがあって受け入れ先が見つからない」 「認知症の周辺症状(BPSD)が強くて困っている」 「身寄りなし・後見人のみで施設を探している」

当てはまる場合でも、お気軽にご相談ください!!


弊社は、こうした複合ケースの対応実績があります。

「もう無理かも」という段階のご相談でも、一緒に可能性を探します。

大手ポータルサイトや競合の大半が対応しない 「見学同行・面談同行・入居当日の同行」まで一貫してフルサポート。

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    福里

    元訪問介護ヘルパー・元福祉用具営業

    「在宅」と「施設」双方の目線でサポート

    東京・埼玉を中心に全国の施設紹介

    高級施設から生活保護対応施設まで全価格帯に対応

    業界最大規模グループ(最多170店舗・紹介施設数最多10,000以上)に所属


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